遂にグランドラインに入ることができた。

ドキドキの瞬間で、入るのも大変だったけど・・

みんなでものすごく盛り上がった。

その日夢を見た。

それは島で見かけない、

サングラスをかけた長身の人に出会った時のこと・・。


「       だ。だがこのことは    」


何だっけ?

大事なことを話したはずなのに・・・。










Hart 7










ぼんやりする。


、あんた大丈夫?」


変な夢見たからだなぁ。でもあれって昔の記憶。


〜!!」

「っ!」


頭に手をぽんとのせられる。


「朝からぼーっとするな。海に落ちるぞ。」

「海に・・・って落ちないでしょ。」


ローに笑われてしまった。


「さすがあんな奴でも恋人ね。ちゃんと起きたわ。」

「あっ!チャイさんおはようございます!!」

、かわいいけどその反応傷つくわ。」

「へ?」


どうやらさっきからずっと呼ばれていたらしい。







グランドラインにはいってから、たくさんのことを私も含めて船員みんなが学んだ。

ここから先は、各島に行きつくためにそれぞれの島でログをためなければならないこと

天気や海の様子、不思議な自然現象がとてもたくさんあること等だ。


「うん、がんばる。」


ベポはすごく張り切っている。


「頑張って!応援してる!!」

「ありがと〜。そうそう早速もうすぐ島に行くんだよ。」

「そうなの?」

「どんな島か緊張するけど楽しみだなぁ〜。女の熊いるかなぁ。」

「そうだね楽しみ!」



目の前の島を見る。

この島が私にとって、

とても大きな転機になるなんて全然気づいてはいなかった。









「ロー、昔島に来た、長身のサングラスの男の人覚えてる?」

「何の話だ?」

長身でサングラス?怪しいことこの上ねぇが・・。

はう〜んとうなる。

「ローは会わなかったかなぁ。私は島で見かけたんだよね。

 確か3、4歳くらいのことだったと思う。」

「それがどうした?」

あの島は確かに貿易で色々な舟も来ていたから、町には色々な奴らがいてもおかしくない。

こいつは何を悩んでいる?


「なんだか大事な話をした気がするんだよね。思い出せないんだけど・・。

 今日たまたま夢に出てきて・・。」

「思い出せないってことはたいして重要じゃないってことだ。忘れろ。」

「そうなのかなぁっ・・むぐ。」


のこっていたフルーツを口にいれると

「何するのっ・・でもこの果物おいしい。」

怒って、でもおいしいといって笑う。

大事な話をした男か・・。

どいつか知らねぇが、俺が目の前にいるのに、別の男のことで悩んでるんじゃねぇよ。





ついた島はおだやかで、最初の島にしては大当たりだな。

独特な世界観のある島だが、基本的に平和そうだ。


「あっ!さっきの店に忘れ物してきた。」

「行ってらっしゃい。一人で大丈夫?。」

「大丈夫だよ!みんな先行っていて!」


チャイに手をふって急いでが急いで店に戻る。

この時俺は、あの店に大物がいたことをまだ知らない。





そしてあいつがまきこまれる時代のうねりは

もうすぐそこまで来ていたことも・・。