「肉〜!!今日は肉DAY!行くぞ〜!!」
「ってええ!!」

「こんの馬鹿!さんを乱暴に扱うんじゃねぇーー!!」


手をひっぱられて立たされ、よくわからないけど走らされています。


「ってげぇっ!」

「は?」


誰かにぶつかりました。











君にとどけ 4










痛てて・・


「すみません。」

「トラ男悪ぃ!」

「・・あぁ。」


ぶつかったのはローさんでした。


「ローさん、すみません。お怪我は」

、肉だ!早く」

「ルフィさん!ぶつかったんだから相手が怪我がないか聞くのが先です!」

「!」

「もう。」

「俺は怪我はない。」

「よかった。」

「では。」

「よし!行くぞー!」

「はい。」


ルフィさんはちょっと横暴だけど・・楽しい人だ。

ひっぱられた腕をそのままにして私も一緒に走った。








「っ・・」


どこのどいつかと思えばそこには麦わらと頭を抑えているがいた。


「すみません。」

「トラ男悪ぃ!」

「・・あぁ。」

「ローさん、すみません。お怪我は」

肉だ!早く」

「ルフィさん!ぶつかったんだから相手が怪我がないか聞くのが先です!」

「!」

「もう。」


自己主張できるくらいにはクラスには慣れたか。


「俺は怪我はない。」

「よかった。」

「では。」

「よし!行くぞー!」

「はい。」


麦わら屋がの手を引いて走っていく。

苦笑しながらも一緒に走る・・。


「キャプテン何かいいことあった?」


ふと昨日の図書館のことを思い出して俺は笑っていたらしい。


「今キャプテン、転校生と話してましたよね!」

「知り合いすっか?抜け駆け!」

「だったら何だ?」


驚いて顔を見合わせるペンギンとシャチ。


「キャプテンのお気に入りの女性?」

「まさか。」

「本当に?」


知り合いたての女を好きになるだなんて・・。


「とにかく飯行くぞ。」

「アイアイ!キャプテン!」








「宴楽しかったなぁ。」


学食でルフィさんが飲み物をもってきて、

「宴だぁ!!」となぜか盛り上がりながらご飯をたべた。

思い出しても笑みが・・


「あの、さんですよね。」

「はい。」


見覚えのない男の子が立っている。


「ちょっと今・・いいですか。」

「はい。」


何だろう。


「一目ぼれなんです。」

「え!」

「好きです。」

「ちょっと待」

「付き合ってください。」


いやいや・・なんでこうなったんだろう。

何が何だかさっぱりわからない。


「私、あなたのこと何も知りません。」

「わかってます。だからこれから始めていきませんか。」


どうしたものか。

困った・・非常に困った。

相手の必死さが伝わってくる。

でも私は・・。


「ごめんなさい。よく知らない人とは付き合えません。」

「好きな人がいるんですか。」

「え?」

「それならそうと言ってくださいよ。」

「いや、あの」

「サンジですか?ゾロですか?それとも」

「だから」

「人のせいにしてんじゃねぇ。みっともない奴だな。」

「なっ・・!」


その男の人は走り去ってしまった。

私は助けてくれた人を見る。


「ローさん。」

「もてるんだな。」


階段を下りてくるローさんは鼻で笑う。


「別にそういうわけではありません。」

「別に付き合ってもよかったんじゃないか。」

「は?」


聞き捨てならず私は振り向く。


「それともあいつの言ったことが図星だったか。」

「ルフィさん達はそういう人達ではありません。」

「まぁ逆はあってもおかしくなさそうだが。」

「なっ・・!」

「お前は知らないが、世の中、互いを知らなくても付き合う奴なんかたくさんいる。」

「それは相手に失礼ではないですか。」

「真面目だな。真面目すぎるというべきか。」

「別にそういうわけじゃ。」

挑戦的な話し方にちょっと苛立つ。

「ローさんはそういう考え方なんですか。」


売り言葉に買い言葉で放ったセリフに、ローさんは少し間をおき

意地悪い笑みをうかべる。


「多かれ少なかれ男はそういうもんだ。」

「そうですか。」

腹立たしさに向きを変え私は教室に戻った。






「一目ぼれなんです。」

「え!」

「好きです。」

「ちょっと待」

「付き合ってください。」

「私あなたのこと何も知りません。」

「わかってます。だからこれから始めていきませんか。」


階段から降りようとすれば下の階では

告白の真っ最中か。面倒だ。

ん・・あれは・・。


「ごめんなさい。よく知らない人とは付き合えません。」


見ればそれはと確か隣のクラスの男。


「好きな人がいるんですか。」

「え?」

「それならそうと言ってくださいよ。」

「いや、あの」

「サンジですか?ゾロですか?それとも」


麦わら屋の一味の名前だな。あいつらは仲が良い。

周りからそう思われてもおかしくないだろう。

特に


『サンジ君ありがとう。』

『いえ、どういたしまして。』


黒足屋あたりは・・・。

なんだかいらいらしてくる感情。

別にこんなのに行動を合わせる意味はねぇ。


「だから」

「人のせいにしてんじゃねぇ。みっともない奴だな。」

「なっ・・!」


その男は走り去った。

これで通れるか。


「ローさん。ありがとうございました。」

そのまま通ろうとするとに呼び止められる。

その顔は少し切なそうな顔だった。

あいつを傷つけたからか。

馬鹿正直、馬鹿がつく素直さ・・・。

そんな顔する必要もない奴だろうに。

よりいらいらしてくる。


「もてるんだな。」

「別にそういうわけではありません。」

「別に付き合ってもよかったんじゃないか。」

「は?」

「それともあいつの言ったことが図星だったか。」

「ルフィさん達はそういう人達ではありません!」

「まぁ逆はあってもおかしくなさそうだが。」

「なっ・・。」

「お前は知らないが、世の中、互いを知らなくても付き合う奴なんかたくさんいる。」

「それは相手に失礼ではないですか。」

「真面目だな。真面目すぎるというべきか。」

「別にそういうわけじゃ。」


挑戦的な言葉をかけている自分、

の表情が少し怒りに変わる。

こいつはこんな表情もできるのか。

ふだんならこんなこむだな争いは続けない。

今日の俺はどうかしてるな。


「ローさんはそういう考え方なんですか。」


知らない女・・最近は面倒で手をださなかった。

だが昔は別段特に感情もなく付き合い、その女を抱いたこともあった。


「多かれ少なかれ男はそういうもんだ。」

「そうですか。」


むきを変え教室にむかっていく






腹立たしさ

よくわからない悔しさ

嬉しさ

絡み合う感情