「ローさんと、まずは友達になれてよかった。」
「「・・・・!!」」
ロビンを見ると笑っている。
絶対違う!、それ絶対違うから!!
そう言いたいけれどこの笑顔に、何もいえない。
君にとどけ 7
どう聞いたって、それって彼女と彼氏の関係になったってことでしょ。
こっちとしてはローの伝え方が偉そうでいらっとするんだけど。
はローの傍にいたいと思っていること、
そして自分がローのことを好きなことを自覚している。
そしてローの行動を聞いていれば、ローものことをよく思っているんじゃないかって
思うんだけど・・・。
「よかったわね。お友達になれて。」
「うん。ロビンちゃん。」
いやいやロビン、あんたも違うって言いなさいよ。
「あー・・もうあんたが幸せならそれでいいわ。」
「?」
笑顔で微笑まれてしまった。
たまたま授業の移動ですれ違った際、ローに笑顔でわらいかける。
ローの周りがざわつく。
大きなお世話だと思うんだけど・・。
「、ロビン先行ってて。」
「え?いいけど。」
「わかったわ。行きましょう。」
「うん。」
俺達の前に立つのは麦わらのクラスの確かナミという女だ。
さっきの転校生の様子にも驚いた。
そして転校生を見るキャプテンの表情にも驚いた。
え?何?もしかしてそういうことか?
と思った矢先
今度は何なんだ。
「話は聞いたわ。」
「なんだ。」
「はっきりいってそんな伝え方じゃあの子には伝わらないから。」
「・・・・。」
何の話しだ?
「『友達になれた。』だそうよ。」
友達?
さっきの様子が?
まさか?
まじで?
キャプテンを見れば眉間にしわがよってる。
「あとはあんた次第なんじゃない。でも一つだけ言っとくわ。」
こいつ、ナミとかいう名前だったか、そいつがふいに武器と思われる棒をキャプテンに向ける。
まじかよ!命知らずすぎるだろ!!
「を傷つけたら、まして遊びで手なんかだしてみなさい。
許さない。私も、きっとうちの馬鹿どももね。」
真面目な顔から、ぺろっと舌をだしさっていくナミ・・さすが麦わらたちの中で数少ない
女だよな。腹すわってやがる。
しかし・・つまり話をまとめると、
恋人になったかと思った俺達の思いはキャプテンも同じだったが、
転校生は違うってことか。
それって喜劇としか言いようが・・
「ペンギン。」
「おう。」
「逃げるぞ。」
「おう!!」
絶対聞いちゃいけない話を聞いた!
そう悟って回れ右をした俺達の背中の方から
「サークル。」
恐ろしい言葉が聞こえる。
「「ぎゃーーー!!」」
傍観者になれない
私達
俺達