Tommorow 4
新選組のアルバイトに誘われた後でいちおう万事屋のみなさんにも
ご相談しようとした結果がこれだった。
理由を話すと、
「っかぁ、なんつうかお前天然記念物だねこりゃ。」
「確かに、この世界でこんな人久々です。」
新八君はまた涙をながしてる。
天然記念物って私そんな何かしましたか?
「、私お肉がたくさん食べたいアル。」
「さっき言ったことと食い違ってるから!つうか、お前は現状わかってんのかぁ!!」
「さっきから泣いたり怒ったりうるさいネ。」
「でもこれは私が望むことでもあります。皆さんも頑張って働いてくれています。
私も皆さんみたいに頑張りたいんです。」
「つったく・・少しにしろよ。」
銀時さんは少し下を向きながらそう言ってくれる。
「ありがとうございます!」
「、かせぐネ。目指せ骨付きカルビネ。」
「だから!!雰囲気ぶちこわすんじゃねぇよ!」
何だかんだ言ってみんな許してくれました。
「本当にあそこで働くのか?」
「はい。そのつもりですよ。」
神楽ちゃんが眠りにつき寝る支度をしている私に銀時さんが話しかけてきた。
「家賃なんざ気にしなくていいんだぜ?」
「それ銀時さんがでしょ。それに働きたいって気持ちもありますからね。」
万事屋は危険がともなう仕事も多い。だから、私をまきこまないのも知っている。
でもなんていうか、皆さんが別の世界をもつように
自分も別の世界をもちたい。成長して伸びて、皆と一緒に
笑って生きたい。
「あーやっぱ・・なんていうか。」
「?」
ちょっとこいと手招きをされて私は銀時さんの横に行く。
「まるで思春期じゃねか。コノヤロー。」
思春期??
「それにお前、夜にこんな男の近くに来ちゃうってどうよ。」
「呼んだのは銀時さんです?」
「これだから心配だっての。」
わけがわからない会話が続く。
「女中ってことはエプロンつけて走り回って」
「はい、たぶんそうなりますね。」
「お茶をいれたり、怪我の手当てをしたり」
「そうですね。」
「その笑顔で微笑むんだろ。」
「まぁ・・はい?」
頭をがしがしかく銀時さんに私は首をかしげるばかり。
一体何が言いたいんだろう。
「天然記念物なんてもんじゃねぇ、凶器だ。人類の凶器だな。」
「なっ!どういうことですか。」
「だからつまりお前は自分の危険さをしる必要がある。」
「危険なんかじゃな」
その途端、頬にやわらかい感触がした。
今のは・・・!?
「あんまり男を信じすぎるなってぇことだ。」
キスされた?!何で?!
「そんな表情されると・・銀さん本当止められなくなるんですけど。」
「なっ!それは銀時さんが!!」
「とにかくこういうことが起きないようにあいつらと距離とれよ。おやすみ。」
ひらひらと銀時さんはそう言って部屋を出てってしまった。
今の・・心配してくれたのかな。
銀時さんの気持ちを知ったのはこれからずいぶん先のことだった。