「よし!いってきます。」
元気には万事屋を出て行った。
「どうしたの神楽ちゃん。」
「なんだか気に食わないネ。」
「は?」
大方予想はしていたけど・・。
そんなことを思いながら新八は銀時を見る。
そして
「銀さん意外と静・・」
「あーー!!パフェ食べいこう。」
「なわけないですよね。」
と苦笑した。
Tommorow 5
ついた!
屯所の前につきは呼吸を整える。
こんな別嬪がここに用事か??
門前にいた隊士はそれをいぶかしげに見た。
「お前何者だ。」
「はい!私はと申します。」
「いや名前を聞いたわけでは」
「またやってるんですかい。あんた本当に天然ですねぃ。」
「沖田隊長!!」
沖田の声を聞き、があっといい微笑む。
「その節はお世話になりました。」
「いやいや俺は何もしていませんぜ。したのはさんでい。」
沖田さん本当に素敵な笑顔だなぁ・・。
本当に来たんですか。明日から楽しみでぃ。
にこにこしている二人をしり目に門番の隊士がどうしようかと思った時
「さーーん!!どうぞいらっしゃいました!」
相変わらずすごい迫力だという気持ちも知らず
「よく来てくださいました!本当に!」
の手を思い切りふって近藤は喜んでいた。
「近藤さん。よろしくお願いいたします。」
「あぁ、こちらこそ。」
「近藤さん、早く入ってもらえ。目立つ。」
「あっ!こんにちは、よろしくお願いします。」
「あぁ。本当に来るとは物好きだな。でもまぁあいつらに関わっている時点で物好きとしかいいようがねぇな。」
そう言い4人は屯所へ入って言った。
仕事の概要が近藤と土方から話されは一つの疑問を口にした。
「あの・・採用決定という方向でいいんでしょうか。」
「もちろんだ!!」
よかった・・。
面接やらがあると思っていたのでは安堵する。
「もしかしてさん試験とかあると思っていたんですかぃ?」
「実はそうなんです。」
「はっはっは、さんならそんなのいら」
「じゃぁ俺と剣術で」
「何をいってんだお前はぁ!!」
「冗談ですぜ。まったく冗談が通じない人ですねぇ。」
「お前の冗談は冗談になってねぇんだよ!」
ふふっとが笑うと二人が会話をやめる。
「あっ・・ごめんなさい。つい楽しそうだったから。」
「どこが楽しそうに見えるってんだ。」
「そうですぜぃ。」
少しふてくされている土方とニッと笑った沖田を見てはもう一度微笑む。
「うむ、やはりさんを雇ってよかった。」
「近藤さん?」
「いえいえ。それでは屯所を案内しましょう。」
「近藤さん、あんたは確か客がくるだろう。俺がやっとく。」
「そうか、それじゃぁトシ頼む。」
「じゃぁ俺も。」
「お前は見回りの当番だろうが!!」
「今回だけですぜ。」
そう言って沖田もその場を去った。
その後は屯所の色々な場所を歩き、合う人に自己紹介が繰り返された。
そしてふとは足をとめる。
この音・・。
「竹刀の音が気になるか?」
ふとが顔を見上げると土方が微笑してたばこの煙をはく。
「はい。」
土方はをみる。
以前見た腕前・・ちょうどいいか。
「お前がよければ少し稽古に参加しろ。」
「え?いいんですか?!・・って何で笑うんですか!!」
まさかいいのかと返ってくるとは思わなかったな。
そこに動揺や恐れはない。ただ純粋に剣術ができる喜びの顔たぁ
「本当にお前は変わり者だな。」
「そうでしょうか。」
「来い。」
少しあるいて道場に行くと全員が土方とをみて挨拶をした。
同時にの存在に気付きざわつく場内。
「静かにしろ!ここにいるのは今度から女中として働く奴だ。」
「と申します。よろしくお願いいたします。」
おーっと場内がさらにざわついた。
「なんでそんなに楽しいことに俺をまぜてくれなかったんですかい?」
が帰る際に沖田が帰ってきて先ほどの稽古がばれたのである。
「うるせーってんだ!!」
ぎゃーぎゃー騒ぐ沖田に土方が一喝する。
「ありがとうございました。」
「俺は何もしてねぇよ。」
土方の言葉にが首をふる。
「私が屯所にいやすくしてくれたんですよね。」
「さぁな。」
男の中に女一人で飛び込むのだ。
危険が伴うのは昨日の銀時の話しでわかった。
だから今日自分の腕をみせ、他の隊士に牽制させたんだよね。
「さん、そんなに簡単に人を信頼しちゃいけねぇや。
むっつりのことですから、戦うさんをみてあんなことやこんなことを妄想」
「総悟・・よーし!!勝負だ剣をぬけぇぇぇ!!」
明日から本当に楽しみ。
は騒いでいる二人に挨拶をして帰路についた。