「それにしても暇ね〜。」

「はっきり言うんじゃねぇ!!いって!!!」

「うっせぇ、カスが。」

「シシシ。」

ベルお前今笑いやがったな!

「うるさいぞ、スクアーロ。」


今回のリング戦で負けちゃった私達は現在ヴァリアー本部で謹慎中v

様々な書類とにらめっこなの。しかも今日はボンゴレ本部から人が来るとかで、

鍛練もできないで皆集合なわけ。

ふとボスの部屋の電話をとるとあせった声が聞こえる。


「門外顧問の視察管が来ました!」

「ボス〜、門外顧問の視察管が来たらしいわよv」

「・・・ドカスが。通せ。」

「通していいわよ〜。」


そして数分後に現れた人物に私達は驚くことになる。









Venus 10









「どんな奴が来るかねぇ〜。」

「ベルったらナイフをしまいなさい。」

「そうだよ。問題をこれ以上起こしたら面倒になるだけだね。」

「うっせーよ。」


全く、ベルったら反抗期なんだから。


「ボス、俺達は何をすればいい?命令を。」

「別に何もするな。視察管など必要ない。追い返すだけだ。」


コンコンとノック音が響く。


「入れ。」


ボスの答えにドアが開くとそこには


「「「「「「!!」」」」」」

「失礼します。」


堂々とした足取りで現れたのはだった。

その登場にボスさへ、目を見開いて驚いている。


「門外顧問の監察官として今日から派遣されました、と申します。」

「派遣されただと?」

「今回のヴァリアーの事件によってボンゴレ本部はヴァリアーが適切な部隊かどうか見極めるために

 門外顧問チームをを派遣することを決めました。

 今後1カ月で私はあなた達と共に過ごしますので、よろしくお願いいたします。」


本当なのかしら??

そんなの逆に・・・


うぉぉーーい!!お前まさか」

「勘違いしないでください。私は親方様の命によりここに来ただけです。視察管として。」


その厳しい顔つきを見て少し残念に思う。やっぱり私達のこと思い出していないのね・・。


「視察の衣食住は自分でしますのでご心配なく。

 貴方がたは日々の鍛練等を行って過ごしていただければいいのです。

 1ヶ月後、報告いかんで仕事に復帰できるか決まるでしょう。」


書類をがボスに渡し、質問はないかと聞いている。

なんだかまだが短期間でも戻ってきたという実感がなくて頭が働いてない。


「おい」

「はい?」

「部屋を用意してやる。」

「部屋・・ですか??」


ボスの目配せにそうねと思い電話をかける。出たのはこの本部の仕事をしているメイド。


「しばらく待ってねv」

「はぁ・・。部屋もなにもいりませんから。私は別に仕事以外でここに関わる気は」

「お前の都合は聞いてねぇ。」

「っ!?別に使いませんから。」

「あらん、いいお部屋よ。」


段々話についてきたのか他のメンバーも納得した表情になった。


「別にいいだろ。減るものじゃないしね。使いたきゃ使えばいいよ。」

「マーモンの言うとおりだ!うん、ぜひ使った方がいい!!」

「はぁ・・お前が言うと使いたくなくなる。部屋使えよ、これ王子の命令。」


は諦めたようにため息をつき


「そうですね。気が向いたら・・。」


そう言ってくれた。





こうして素敵で愉快な?

新しい生活がスタートしたvv