「そっかぁ。でもが気にいったみたいでよかったわ。」
「うん。ありがとう妙!」
大学のキャンパスをそれはもういつも道理歩いていただけなんです。
何も悪いことなんてしてないんです。なのに・・・
「あぁ、本当は髪もう少し長いんですねぃ。」
え?
「正式にははじめまして?さん。」
「!!」
そこには栗色の髪の綺麗な悪魔、沖田総悟さんがたっていました。
キミに夢中2
なぜここに?っていうか
いや何をいって?
「何をいっているのかわかりません。どなたですか?」
ニコリと笑顔で返せば沖田さんは、口の端をあげて微笑む。
ブラックスマイルだ!!誰か神様!!
「え?いやぁじゃあそっくりさんですかい?
俺のアルバイト先のって奴にあんたそっくりですぜぃ。」
「やだなぁ・・だなんて男のひとですか?私こう見えて女ですよ。」
そうだ。ここはあの店ではない、私は正真正銘な女だし、
こちらに勝機があるんだ!!
「あら、そろそろ時間よ。」
はっ!そうだ授業時間!!妙ナイス!
「あの、授業時間が近いので行きますね。」
そう言って去ろうとすると沖田さんが私の腕をつかんだ。
「あー、んじゃ最後に」
頬に一瞬温かな感触が・・!?
「あら、大胆ね。」
妙さん反応薄っ・・ってぇ!!
「ちなみに俺そのってやつのこと結構気に言ってんでさぁ。」
沖田―――!!お前何考えてんだぁぁぁぁ!!
という言葉を胸にのみ込み、
泣く泣く私は授業に妙と走った。
よし深呼吸・・。
「大丈夫!」
「何が大丈夫なんだ?」
「土方さん!お疲れ様です!!」
「あぁ。」
沖田さんが敵視している・・たぶん、いやそう言いながら慕ってるんだろう人に
出会えるなんて幸先いいじゃないか。うんうん。
「お疲れさんですね、。」
でたーーー!!
「で・・じゃなくて沖田さん、その、お疲れ様です。」
「あれ?何でそんなに距離とるんですかぃ?」
「俺傷つきますぜ?」
嘘だろ!全然そんな表情してないだろ??
だんだん近づいてくる沖田さんに私も後ろにって壁?!
「シャンプーの香りまで同じ。そしてこの反応。もう堪忍しなせぇ。」
「別人ですからぁぁ!!」
沖田さんを突き飛ばして私は裏方の調理場へ逃げた。
本当面白いですねぃ。
だいたい別人っていう所が大学での行動を肯定してるのと同じでさぁ。
正直なところ会ってすぐにわかった。
もちろん髪型もちがい、化粧の仕方も違うので気付かない人間も多いが俺にはわかる。
それに大学では結構顔立ちが綺麗だから有名で・・。
剣道部の連中が噂がきっかけで俺は彼女を知っていた。
ボーーと暇な時にカフェで彼女を見つけると、
純粋そうで、どこか抜けていて・・S心を刺激されたし、
その笑顔が自分にはないほんとうに屈託のないもので・・
正直ちょっと気にいってたんだと思う。
まさかこんな形で繋がりができるとは・・。
「あいつどうにかしたのか?」
「・・・・。」
「んだよ。」
「今回だけは土方さんに譲らねぇさ。」
「は?」
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