私は何かしただろうか。

『非通知着信5件!』

〜♪〜〜♪♪

あっ!6件目vv

怖くてとれるかぁぁ!!










 Pray2











こわごわ通話ボタンを押す。


「もっ・・もしもし」

「ようやくかかった。」


んどこかで聞いた声??


「何度も無視なんて大事な電話だったらどうするんです?」

「いや・・大事な電話は非通知ではかかってこないと思います。」

「んで今度の木曜日夕方暇ですかい?」


こいつ続けやがった。

つうか怖っ!

誰かわからない誘いの恐怖!!!


「声でわかりませんかい?こりゃショック。」


思い出せ・・

このしゃべり方どっかで・・。

そう思っているうちに


「じゃ、木曜の5時に学校に迎えにいく。」


へ?


「逃げたら知りませんぜ。」


ぶちっ・・・。


おーーーい!!!


こうして電話は切れました。








無視すること数日、そして木曜になりました。


・・・。」

「帰ろうかな!いやでも怖いし・・。」


机につっぷした私をが見守る。

時計は4時50分でもうタイムリミットです。


!!ちょっとちょっと!!」

すると同級生の美智が携帯をもってきた。


「今さ!!高校前にすごくかっこいい人が待っているらしいよ。


学校からは見えない位置にいるらしいんだけど!!」

どうやら写メつきでメールが来ていたらしい。


「それ不審者じゃない?学校の先生に」


面倒事が増えたぁとため息をはくとに手招きされる。


、よかったわね。大丈夫みたいよ。」


へ?が写メをみてニコニコしてる。

写メを見ると・・・あいつ!!


「何?あんた達この人知り合いなのーー!!」

「うん、一度しか会ってないけど。の電話の相手沖田さんだったのね。」


そういえばあの口調、声・・確かに沖田総悟だ!!!


「何よ!あんた男に全然興味ないみたいだったのに、あんな良い男ゲットしたのね。」

「ちがう!!つうかもう行かないと!!」


文句をいう美智と行ってらっしゃいというを背に走った。

あいつが何考えているのかわからないけど・・

高校で悪い噂がはやるなんて冗談じゃない!!










「ジャスト5時でさぁ。」

「何かんが・・えてんのよ。」


息切れする私をにこっと微笑して沖田総悟は待っていた。


「さぁ、行きますぜ。」

「は?」

「ドライブ?」


いやそれ私が聞いてるからね。疑問形で返さないでよ。

ていうか何でこの年でそれなりにいい車乗ってんのよ?!

あんたのですか??

とかいろんな疑問でいっぱいの私をただ見つめ続けるこいつ・・。


「別にいいですが」

「何?」


視線の先にはなにやら見られている?!!!

まずい!とにかくこの場を去らないと!!


「ほら、乗ってくだせぇ。」

「嫌。」

「ならだめでさぁ。」

「離せーー!!」

「乗らないと離さない。」

「っ!!」


すごく文句を言いたいけれどとにかく私は車に乗った。







「どこか行きたい場所ある?」


決めてないんかい!!

ていうか何で私こいつと二人でドライブなんかしちゃってるの!!


「別にないわよ。つうか降ろせ。」

「そういうこと言われると、男として行きたい場所に行きますぜ?」

「は?」


にやりという微笑に背筋が寒い。


「いえ、それはご遠慮いただきたいなと。」

「ちっ・・。」


今舌打ちしました!?しましたよね。

窓をみるとちょうど夕焼けが綺麗だ。


「なら・・海。」

「海?」

「何よ・・文句あるならいい。」

「了解ですぜ。お姫様。」

「姫じゃないし。」





そして私達は海にむかった。


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